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キレイ 〜神様と待ち合わせした女〜 2005【DVD】 [エンゲキ]

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絶え間無い民族紛争が続く"もう一つの日本"。
幼い頃 拉致監禁された少女が、10年ぶりに外に逃げ出す。
過去を忘れた少女は自ら『ケガレ』と名乗り、戦火の中でたくましく生きる人々と出会う。
厳しい今と、思い通りにならない未来と、忌まわしい過去との闘いの物語。

情報量の多い群像劇で、3時間超の長い舞台なんだけど、
名曲揃いで 中だるみもなく イッキに観ることが出来た。
主人公はケガレとミサなのだが、観る人によって
共感して 主軸として観るキャラクターは 違うのではないだろうか。


私の心の中の 主軸に立ったのは 橋本じゅんさんが演じる "ダイズ丸"。

戦場で歩兵として戦い、死んで人類に喰われる 大豆由来の人造人間たち。
工場生まれで 生殖能力は無いはずが、ダイズ兵1001号”ダイズ丸"だけには
何の因果か悪戯か ぽこちんが付いてるのだねえ。

彼の夢は『美味しいうちに食卓に並べて食べてほしい』
でも、どんな激戦地に行ってもなぜか彼は死なない。死ねない。
迫りくる賞味期限……


ダイズ丸は、真剣でひたむきで一生懸命。

生き物として産まれ持った使命を 真面目にまっすぐに果たそうとする姿勢
彼の 生きることへの真剣さには、猥とか恥とか、出生の不幸さの哀しみとか、
出る幕は ありません。

賞味期限はとっくに切れ、姿形はどんどん劣化して醜くなっていくけれど
最後の最後まで自分のできることを 精一杯やりながら生きる。

いろいろ考えすぎて 頭でっかちになりがちな私の心の中で、
新しい視点を持った 友達に出会えたような 作品でした。



あと、ゴハンを食べる時の気持ちも変わり、薬味の小葱も残せなくなりました 笑

「食べてくれーー!!」

と、私の心の中の ダイズ丸が もう必死な顔でね、叫ぶんです。ふふ。



キレイ 〜神様と待ち合わせした女〜 2005

キレイ 〜神様と待ち合わせした女〜 2005【DVD】

  • シアターコクーン(大人計画)
  • 公演時期:2005年7月
  • 作・演出:松尾スズキ
  • 出演:鈴木蘭々、高岡早紀、阿部サダヲ、橋本じゅん、宮藤官九郎 他



★劇中歌がとにかく良くて。なぜサントラが無いのかと。
(2000年初演のサントラは出ているのは知っておりますが、ダイズ丸の歌が違うのです。)


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